News 2016
華雪による書と篆刻の講座 2016前期
会場
和の器 韋駄天地下ギャラリー
〒110-0001台東区谷中5-2-24 tel.03-3828-1939
JR日暮里駅より徒歩5分/東京メトロ千代田線千駄木駅より徒歩9分
開催日
1月17日(第3日曜日)、2月21日(第3日曜日)、3月20日(第3日曜日)、
4月17日(第3日曜日)、5月15日(第3日曜日)、6月19日(第3日曜日)
各回時間
【篆刻】11:00-13:30、【書】15:00-17:30
※定員各回8名
受講料
各回6,000円(材料費込)
※篆刻と書を通し受講の場合10,000円
問合せ・申込み
kasetsu.ws(at)gmail.comまで「氏名、電話番号、参加希望日・希望講座(篆刻・書)」をお送り下さい。ご連絡なく欠席の場合はキャンセル料を頂く事がございます。
※上記アドレスの(at)を@に置き換えてご送信ください。
講師 華雪
書家1975年、京都生まれ。92年より個展を中心に活動。 〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを開催。 刊行物に「ATO跡」(09.betweenbooks)、「書の棲処」(06.赤々舎)など。 作家活動の他に、「コレクション 戦争×文学」(集英社)など書籍の題字なども手がける。
講座概要 書かれた「線」/刻まれた「線」
書/文字を構成するのは、線と余白です。
そしてその「線」は、書き手がそれぞれの思いや考えをことばとして、また、かたちとして表わそうとした運動の軌跡でもあります。
そうした運動の軌跡である「線」には、古来、書き手やそれを受け取るひとたちの美しさに対する感覚が様々なあり方で反映されてきました。
今期は、紙に書かれた、あるいは石に刻まれた書の「線」に焦点を当て、その魅力を探ります。
講座概要-書講座 書かれた「線」
毎回ひとつの古典を取り上げ、書における「線」の変遷をたどりながら真似てみることで、その技法を具体的に体感し、書を支えている様々な「線」の魅力を探ります。
全6回【書】15:00-17:30
01:直線――書くというたのしみ/木簡の「線」
02:直線――刻まれた祈り/墓碑銘の「線」
03:直線――「公」の表われ/楷書の「線」
04:曲線――「わたし」の表われ/手紙の「線」
05:曲線――呼吸とリズム/ひらがなの「線」
06:「線」と余白――現代の創作に見る「線」
講座概要-篆刻講座 刻まれた「線」
中国では、古来より封緘印には相手を慕うことばが刻まれる習慣があります。それらは実用でありながら、デザイン的にとてもユニークなものが見られ、いわゆる氏名印などとは異なる独自の展開を遂げました。
今回はそうした封緘印を手本に、「線」とデザインに着目し、篆刻の基本的な技法を段階順に学びながら、毎回封緘印をひとつ制作します。
全6回【篆刻】11:00-13:30
01:素朴な「線」
02:緩やかな「線」
03:均整な「線」
04:重い「線」
05:蜜な「線」
06:「線」と余白、そして“欠け”――無造作な「線」